久々子湖エリア
海と湖が織りなす、
生態系のグラデーション
KUGUSHI LAKE
area
海と湖が織りなす、
生態系のグラデーション
KUGUSHI LAKE
area
三方五湖の一つ、
久々子湖(くぐしこ)は海に面し、
水月湖とつながるひょうたん型の潟湖。
競技ボートの聖地として知られており、
北端の岳山からは日本海と
三方五湖を眺めることができます。
海と繋がっている湖だけに海の魚が豊富で、
スズキ・ボラ・シジミなど多様な生き物が生息。
湖の周囲を取り囲むように続く山々の景色、
群れを成して泳ぐ水鳥の様子は、
四季それぞれに趣があります。
Story 01.
久々子湖エリア2024.02.20
朝もやが残る久々子湖。まだ生き物たちが動き出す前の静かな時間
汽水湖の久々子湖は深さ2.5mと浅いが、吸い込まれそうな濃い水面が印象的
2隻の遊覧船は美浜町と東京海洋大学が共同開発。
今回乗船した「Grebe(グリーブ)」号は、水鳥の「鳰(カイツブリ)」が名前の由来
30名ほどが乗船できる船内は広々。大きな窓からは湖面が近く、手に届きそう
湖を進むと、ところどころで円形に囲まれた場所がみられる。「柴」と呼ばれる樹木の枝を束ねたものを湖に沈めた「ぬくみ漁」の漁場
橋の高さが船の高さとギリギリのため、水量が増すと航行できないことも。
ほかに船がいないか、橋のたもとの信号の合図で注意深く進んでいく
間近に迫る岩肌や生い茂る原生林などジャングルさながらの景色
サルやイノシシ、シカがでることもあるそう
浦見川がある箇所は江戸時代まで「浦見坂」という峠道だった
山々に囲まれた静かな水月湖。なかでも標高約400mの梅丈岳の山頂にある「レインボーライン山頂公園」からは三方五湖が一望できる
船が静かで水鳥が逃げないため、野鳥観察にも最適。冬になると約1万羽の水鳥が三方五湖で冬を過ごす